Before (改善前)

縞鋼板(チェッカープレート)を組み立てや取り付ける際には、穴あけ加工を行ってボルト締めにて組み立て、取り付けを行います。四角ボルトや六角形ボルト、丸ボルトなどの場合にはサンダーで平面を作って穴あけ加工を行い、皿ボルトの場合には皿モミを行ってから穴あけ加工を行います。しかし、サンダーや皿モミを行うと表面の溶融亜鉛メッキが剥がれてしまい、剥がれた箇所から錆びてしまうのでタッチアップを行う必要が出てきてしまいます。

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After (改善後)

縞鋼板(チェッカープレート)の穴あけ加工を行う場合には、表面を削るのではなくターレットパンチプレスなどの金型で押しつぶしてから穴あけ加工を行うことで表面の溶融亜鉛メッキの剥離を防止できます。金型で縞鋼板特有の表面の凸凹を押しつぶすだけなので機能上は問題ない上に、溶融亜鉛メッキが広範囲に剥がれることもほとんどないのでタッチアップが不要となります。

POINT(要約)

縞鋼板の表面は、溶融亜鉛メッキで後処理を行って耐食性を高めている場合が多くあります。表面を削り取ってしまうと当然、メッキ処理されていない部分が露出されるので、屋外で使用する場合にはそこから錆が発生してしまいます。トラブルを未然に防ぐためにも、最良な加工方法の選択と適用が必要となります。