Before (改善前)

複雑な形状をした板金加工品を製作する際に、2次元データのみしかない場合、穴加工の位置が不明確になり加工位置が明確に伝わらない場合があります。また、実際に製作を行うと思わぬ箇所で干渉をしてしまい、製作ができないことや寸法が出ないといったケースもあります。

V

After (改善後)

2次元データではなく、DXF形式の展開寸法を明記した図面であれば加工箇所の間違いを防止することができます。特に複雑形状をした板金加工製品の場合には3次元データを用いることで、事前に干渉がないか、問題なく製作することができるのかが分かり、余分な時間のロスを防止することができます。また、DXFデータであればそのままCAMに使用することができるので、大幅なリードタイムの短縮となります。

POINT(要約)

2次元データであれば問題なく製作できそうな板金加工品であっても、3次元データにすれば問題が浮かび上がることが多々あります。特に多段曲げのように曲げ加工が多いものや深曲げが必要な板金加工品であれば、3次元データで確認を行った方が問題点を把握しやすくなります。