中厚・厚板に専門特化した板金加工・製缶加工

板金加工の中でも中厚・厚板と呼ばれる板厚の板金加工・製缶加工を専門とする「板金溶接・製缶加工.COM」は、ブランク加工、曲げ加工だけではなく溶接加工を最も得意としています。中厚~厚板の板金溶接、アングル鋼やチャネル鋼などの形鋼の溶接は、熱が奥まで伝わらずに溶け込みが浅く、溶接不良・強度不足となってしまうトラブルがあります。これら高強度が特徴な中厚・厚板、型鋼が用いられる製缶加工品・板金溶接品は架台やフレーム、台車など大きな荷重に耐えられる仕様でなければなりません。
そのため、しっかりと溶け込むように溶接を行う必要がありますが、一方で奥まで溶け込ませるために入熱の時間が長くなると溶接熱による歪みが発生する可能性もあります。板金溶接による組み立て加工品の場合、少しの歪みが累積されることによって組み立て後には大きなアンバランスを生み出してしまいます。そのため、非常に高い溶接・組み立て技量と共に専門の設備や材料選定、最適な加工手順の適用など複合的な条件を組み合わせが求められ、それにより高品質な板金溶接品・製缶品を作ることが可能となります。

 

中厚・厚板の板金溶接品、製缶加工品

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型鋼材を使用した高強度な製缶溶接品

「板金溶接・製缶加工.COM」は、板材の板金加工、溶接・組み立てだけではなく、チャンネル鋼(溝形鋼)、アングル鋼(等辺山形鋼)、H型鋼、I型鋼などの各種型鋼の加工と溶接組み立てを行っています。型鋼は板材に比べて強度が高いとされており、建築関係やインフラ、工作機械、船舶、鉄道などの重工業分野に広く使用されています。型鋼は耐荷重が必要となる、架台やフレームなどの製缶溶接品に適した材料であります。また、一般的な鉄系の型鋼だけではなくステンレスやアルミなどの型鋼の加工・溶接・組み立てにも対応しています。

各種型鋼を使用した溶接組立品

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材料特性に合わせた加工提案

板金溶接品・製缶加工品としては、多くは鉄系の素材が使用されています。しかし、使用環境や用途によってはステンレスやアルミなどの非鉄金属、鉄系材料の中でも高張力鋼板やメッキ鋼板を使用することがあります。当然ながら、材料それぞれに特徴があり、最適な加工方法も異なります。特に、溶接組み立てを行う場合には、材料によって溶接方法も異なります。さらには異種金属の溶接には、その溶接条件出しにノウハウが必要です。
「板金溶接・製缶加工.COM 」では、一般材から特種鋼(特殊鋼)の板金加工~溶接・組み立てまでを行っており、素材に合わせた加工提案や、使用目的や加工内容に合せた素材提案を行っています。メーカー指定材料の調達・加工も可能ですが、素材流通性・価格を加味した同等品の提案も併せて行っています。

な加工素材 一覧

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